こどもでおとな

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すっかり遅くなりましたが、今月のカレンダー、前半。スタイリッシュなウォーキングシリーズ第1弾。相葉ちゃんがメインで、残り4人が白いラインの上を歩いています。歩いている姿はどこか、WISHのジャケ写を思いださせる気がしないでもないですが、スーツ姿できめた嵐くんたちは、なんとも言えず、かっこよい!!

うん??
でも、メインをはる相葉ちゃん、顔に陰影がつきすぎじゃね?
ちょっと目の下のクマと頬の辺りのシャドーがやつれて見えてこわいです。
よくよく見たら、後ろの4人もなんだかどれもイマイチな表情だったり・・・。
これはそれなりに好きな絵面ですが、、雰囲気勝負ってことで、あまりじっくり見ないほうがいいみたいです(笑)

以前、ちらっと読んだときに受け付けなかったのですが、ニノの仕事に絡むこともあるため「鉄コン筋クリート」を全巻、買い揃えました。
最初に読んだときは大学生でしたが、当時は暴力シーンの数々に耐えられなかったんだとは思うのですが。
それにしても、途中放棄した自分を責めたい。。。
全部を通して読むと、なんともいえない衝撃というか、精神バランスの危さがたくみに表れていて、引き込まれてしまいました。

この話は、結局のところドッペルゲンガーがメインテーマになっているよう。
クロのバランスはシロでないと取れない。でも、クロのバランスを壊すのはシロの事を疎むクロの分身。
二人が一緒にいる事がバランスである反面、それはバランスを崩すことにもなる。
ひとまずは平和に物語は終わったけれど、その先に広がる「決して明るいだけじゃない未来」を考えると、重く暗い何かが押し寄せてきます。
クロとシロはコインロッカーベイビーズのハシとキクと似ているようであり、また違ったようでもあるなと思います。
でも、どちらの話にしても主人公の二人は互いの存在をなくしては、自分が存在しないようにも思うんです。

ニノはこれを10代で読んで感銘を受けたみたいですが、こういう重たいモノを好んで読み、その内容を咀嚼することに長けているっていうのが、ニノの感受性やマインドコントロールに影響を与えているように思います。
一歩間違えれば闇に陥ってしまいそうなギリギリのところで、そうならないように踏みとどまる精神力みたいなもの。なんかそういうものがニノにはあるんじゃないかな。

以前、友達に「ニノとKinKiの剛は似てるところがあるよね」ってな事を言われたんですけど、確かに似てるところはあるんです。両者とも「芸術家肌」な気質の人だとは思いますが、ニノはナイーブだけど自分が追い込まれないようにする術を持っているように思います。

なんにせよ、こういう内容の話は、今の私は好きで読めますが、10代の自分では到底理解できていなかったかも。
ニノは精神面に関しては早熟なところが多いにありますね。