損な性格

先日、仕事仲間から友達になったtちゃんと遊んでたときのことです。
私のことを「闘うように働く」と表すなど、何気に、的を射抜きすぎて笑うしかない言葉を吐いてくれる彼女なのですが、この前も「miyukiちゃんの友達は大変だと思う。」と、さらっと言いよりました。
その理由が、「だってさ、感情の振り幅が大きいんだもん。」

あー、よく泣いてよく笑うからね。(主に嵐関連)
そのとき喋っていたのが『燕・ゴミ箱蹴倒し事件』だったので、言われても仕方がない節はあります。
(※昨年、燕のいる駅を見て泣きすぎた私は、片方だけコンタクトが外れてしまい、フラフラと会場を出た瞬間、その辺にあったゴミ箱を豪快に蹴倒した。)
さらに厄介なことに、しょうもないことで死ぬまで悩み続けるクセもあります。
今年の夏、ニノが愛想を振りまいてくれたことについて、『あれは絶対、なんか裏がある・・・』と、友達に延々とぼやき続けて、慰めてもらってました。
あのニノがよりによって取り立ててどうってことない私に愛想を振りまくなんて、到底考えられない。
きっと私が何かよからぬオーラを出していたか、または、気持ち悪いくらい粘着質な視線で見つめちゃってたかに他ならず・・・
と、夏が終わってから悶々と考えていたりするわけです。
(そんな話に『大丈夫ですって〜』と、延々いい続けてくれた友達に感謝。)
夏が終わって何ヶ月経っとるのか・・・。いまだに引きずってるよ、この人。

まぁ、嵐がらみになると、気色悪さ炸裂ですが、普通のときは一応、まともな感じだと思います。
仕事をしているときとか、普通の生活のときは物事の判断と割り切りはスーパー早いです。

ここからは私の愚痴というか、、、あんまり読むほどのもんでもないのでmoreに。

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会社に私と同種の仕事をする男の子がいまして、5つ下になるのですが、これがまたとんでもなく私とタイプが逆なんですわ。
私、「みんながシアワセ」ってのがモットーというか、イヤイヤさせられる仕事でいいものは作れないと信じています。
だからと言って、デザイナーの意向を無視してクライアントのワガママを通す事もしなければ、デザイナーの独りよがりなデザインをボツにすることも多々あります。
つまり
「シアワセ」=「言う事を丸飲みする」
じゃないから。
私が思う「シアワセ」って「いい物を作る」っていうモチベーションの維持とその自覚を持って作品を作ることだから。
だから、私の役割は、そのために適切な判断することなんじゃないかと思っています。

判断した上で受けれないものに対しては「NO」と言う。
イヤミを言われても、はっきりと言う事は言うわけです。
私がぶれると、その指示で動く人すべてが翻ろうされるんですから。

なのにさー、その男の子っちゅーのが、「NO」と言えないディレクターくんなわけですよ。
あっちもこっちも「ハイハイ」と言う事を聞いちゃうわけで、くだらない修正を何度も行うから、デザイナーには嫌な顔をされ、修正費が増していき、時間は無くなり、休日出勤と深夜残業をする羽目になったらしいです。
今日は、その男の子付きのオペレーターの女の子の愚痴を聞いてました。
1度ならずとも、もう何度もそんな状態らしく、さらに今年いっぱいはそういう体制での仕事が続くことに不満が爆発していたみたい。

みんなから「いい人」って言われているその男の子、私からみたら「いい人ぶってる人」。
あちこちでいい顔したいがために、一番立場が弱いオペレータの子たちに無理をさせてクライアントのわがままを聞いた結果、出来上がったサイトの評価はイマイチ。
不毛だ。

ディレクターが一貫した意図をもたず、クライアントのなすがままに変更を繰り返したら、そんなもんよ。
これじゃ、何のために作ったんだかわからない。
そんなものを作る人が「いい人」なはずがない。

損得でいくと、私の性格は確実に「損」なんだと思います。
人に対して厳しいし、物言いもきついし、かなり強引に進めてしまう。
絶対に引かないし、営業が沈痛な面持ちで「えんちゃん、ここは、オレの顔を立ててやってくれ!」と言った作業を平気で断る。そんなもん、ちゃんと理由を述べたら説得できることだから。
一緒に仕事をしたいと言ってくれる人と、敬遠したがる人がはっきり分かれるのもそのせいだろう。
確かに「闘うように働いている」のかもしれない。
でもさー、戦いを放棄して安穏としてるディレクター、プロデューサーを見ると、ものっそ、ムカツクんですけど!!!
そんなもん、仕事ちゃうわ!