スピスピ

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鉄コン、3回目。
3回ともjさんとご一緒したわけですが、3回とも2人してスピスピ泣いてます。
というか、私の場合、1回目は始まった瞬間、号泣していたわけですが。

見れば見るほどその奥深さにはまっていき、終わった後、
「あの炎が立ち上った陰がさー」
「あそこにクロネコとシロネコがさー」
「あの最後がさー」
と、発見したところをお互い報告しあってました。
そして、毎回違うポイントで泣けてしまう。
見れば見るほど、聞けば聞くほど、どこもかしこもがするどく突き刺さってくるんです。



今日、新たなポイントとして「クロのもつ劣等感」がぐわーっと自分の感情に流れ込んだとき、その苦しさというか痛さに涙がこぼれました。
ニノは「シロの方が精神的にオトナだと受け取れる」みたいな事を言ってましたが、シロがオトナというか「強者」に見えました。
クロはシロの下に侍る従者的な立場というか。
王子さまとそれを守る下僕のような。
クロはシロが羨ましくって仕方が無い。
自分の方が強くて逞しくて、シロを守っている存在でありながら、いつもそのシロに敵わないという事を察してしまってる。
シロを守る事が自分の存在意義だと知っていながら、そうやって絶対的に守られているシロが羨ましくって仕方が無い。
シロがあっての自分。
それに対して、シロはシロとしてその場にいるだけでいい。
そこに存在するだけで、それが絶対的な理由になる。

そう考えると、イタチが話す一言一言がイタイ。
イタチの痛みや苦しみは、クロが封印してきた心の叫びなんだね。
ガチガチに閉じ込めていた心の軋みが爆発した瞬間。
自分だって、ここにちゃんと存在しているという「自己の存在」の主張なんだね。
イタチはクロが閉じ込めた「自分として生きること」が歪んだ形なんだと思うと、イタチの存在が生々しい。

そう考えてたら、ボロボロに泣いてしまいました。
後2回、映画館で見ることになっていますが、、、
今度は寒くないところがいい・・・。
朝日生命ホールもメルパルクも寒かったのよ!!