カニは食べると黙るというが・・・

うまい!
家で大量にもらってきたカニは、本日大学時代の友達ときれ〜に平らげました。
仲良し4人組の一人が結婚することになり、その打ちあわせ(っつーか、報告会)を兼ねて、ウチの家に遊びに来ていたのです。
一人、仕事でこれなかったけれど、相変わらず、居心地がいい友達です。
「もうさー、結婚式って、ほんま、ウザイ!!一体、何が悲しくって人前でこんな見世物せなアカンの!!」
って花嫁自らが言うあたりが、本当に「我が友」だと思います。
基本・享楽的に生きる私たちにとって、「心身・金銭的に伴う苦痛」というのは、例え我が身の結婚式であれ、嫌気の差す行為にほかなりません。
結婚式って、まぁ、自分たちはそんなに見返りが無かったりするしなぁ。
人様に自分たちを披露(見せびらかす)わけで、通常考えると、そんなこっぱずかしいことはないわな。
バクバクと鍋を平らげ、ロールケーキ平らげ、その後、まったりとお茶を飲みながらアレコレ。

「あんな、とにかく服とか買うのもめんどうやねん。着物ってどう?」
と結婚しないほうの友達が言い
「あー、コスプレチックでいいね〜、それ。」
と、私もワルノリしたところ、
「なんで、アンタ達の方が楽しそうなの・・・」
と、主賓はいまだに決まらない披露宴での余興に悩みつつ、恨めしげにこっちを見ました。
式を挙げる2ヶ月前になっても、披露宴の内容が決まらないとの事。「花嫁からの手紙」は『そんな辱めを受けるくらいなら、式をしない』と花嫁が断固拒絶し、「ウェディングケーキ入刀」は『相手が死ぬほど嫌がっている』という理由で却下となり、「キャンドルサービス」は『なんでわざわざ蝋燭をつけてまわらなアカンねん!』と、その意味の解らなさに辟易しているという。
すると、式場の人が、「そんな事言ってると、間が持ちませんよ」と言われ、さらに、何をやるのか早く決めてくれ!と返事を迫られているとか。
「どれもヤダ!どれもしたくない!!!」
と、ぶちぶち言ってました。
本人たちは結婚式をやる予定じゃなかったのに、親の望みもあってやることにしたけれど、一体全体、何をやれば言いのかわからないとか。
というか、何もやりたいもんだから、非常に結婚式に消極的。
「わかる、その気持ち。ひじょーによくわかる!!!
でもな、だからといって友人に余興を振ってもウチらだぞ。
誰も歌わなければスピーチもしないからな。」
と、一応言っておくと。
「ハナから期待なんぞ、しとるか!」
とのこと。
はい、よくできました。
でもさ、その代わりといっちゃなんだけど、着物はホンマに来て行っちゃるからさ。
式場を華やかにはしたるから、勘弁しろ。

そうそう、結婚する友人は高島礼子と緒川たまきを足して2で割ったような、超美人なんですが、どうやらドレスがその美しさに追いついてないようでして、、、衣裳に金をかけない代わりに、料理のグレードはめちゃめちゃ上げてくれるとの事。
「花嫁が食いたいモンを並べるから。で、私が食いたいんだから、私は食う。」
と、宣言してました。
カニの身を頭につけながら(勢いで食べてたもんだから、カニの身をそんなところにまで、飛ばしてた)
楽しみ。美食家のアイツの選ぶものだから、相当ウマイはず。メタメタ楽しみ。

さて、色留袖のレンタル屋さんを探さなきゃ。