ラクあれば、クあり


明日で仕事は終わり。
2年半、色々とお世話になったクライアントさんが、わざわざ、お二人で(しかも40代前半のおじさん)がやってきてくれた。
そんで、入浴剤セットをプレゼントしてくれた。
「ありがとう。本当に、本当に、こんなしんどい仕事、よく一人でしてくれたね。感謝しきれないよ。」

大変だったけど、もう、何も言わなくていいなと思った。
大変な思いをさせたのは彼らじゃない。
退職の挨拶をしても、何も言ってこない人の方だ。

色々話しながら、いっぱい思い出した。
2005年の夏に、吐きながらクライアントの元に通ったこと。
担当者のあまりの数の多さに、泣きたかったこと。
何一つ、上手くいかなくて、申し訳なくって、悔しくて、自分で出来る限界を感じたこと。
いわれのない苦情をぶつけられて、腹が立って仕方がなかったこと。
でも、やっぱり、やりたいからゴリゴリと作り続けたこと。

大変だったけど、やらなきゃ良かったとは思わない。
だから、これで正解。
ありがとうございました!!!

明日は、昨年、もっとも大きな仕事をしたクライアントさんのところに、こちらから出向いて退職のご挨拶。
今日、来て頂いたクライアントさんにしごかれて、それがあったからこそ、この仕事も成功したと言えなくもない。

いろんな事があって、繋がって、やっと、一つの形が見えた。
作ることが好き。
とりわけ、「広告を作ることが好き」。
そう思う。
私、仕事が嫌いじゃないんだよ。
好きなことを仕事に出来て、本当によかった。