所詮は…

結婚式って、新婦のためにあるもんで。

新婦の友人って立場で出席するのが一番、ラクだ。しかし、新郎の職場の同僚というのは、ひたすら気を使う。

とにかく身近には上司がいるわけだ。スピーチする上司の緊張緩和のために会場に着くや否や、まずは、飲む。会社の懇親会のごとく、注ぎつ注がれつ、飲む。さらに、業務時間内で言えばいいお言葉を、こんなところで浴びせられてもひたすら堪えて、聞く。あーここは北新地の飲み屋か?そんな事を思いながら、30分弱でひたすら飲む。つまりそれは、新郎にとっては、場所がどこであれ、会社の繋がりあるところ=会社(闘いの場)なのだ。プライベートなのに、業務なんだ。それは、呼ばれた身とて同様ってことだ。

だからか!これほどまでに姓名の名の方に違和感を覚えた挙式はなかった。明らかにおかしいくらい、私達のテーブルは互いの名を知らない。知ってはいても認識がない。それが、企業ってもんなんだ。

今日初めて、隣の席で仕事している人が"ヒトシ"さんだと知った。"仁"と書かれると、"ジン"だと思うじゃないか!

疲れた…。

さて、実家に帰ろう。