疲れた…

今は実家でゴロゴロ中。滅入ってるとか、悲しみにくれてることは、正直、ないかな。入院した段階で、自由気ままに生きた父の人生は終わってたと思うし、そんな状態で苦痛に堪えながら生き続けてもらいたいとは、思えなかった。治る見込みがないとわかったときから、楽に息を引き取ってくれる事が一番の望みだったけど、それは割に叶ったと思う。だから、涙が出る事もなく、これでひとくぎりついたという安心もあったり。

ただ、体はそうは行かなくて、酷使した結果、へたばってます。

木曜日の明け方に父が亡くなってから、睡眠不足と時間がなくて食事が出来なかった結果、骨上げ供養の最中に貧血を起こしてしまいました。あの暑さで喪服着て、寺(クーラーなんてないよ!)での法要はないよ!骨を供養する前に生きてる人間を労ってくれ!

父の死因は胃癌…というか、癌性腹膜炎。発見が遅く処置のしようがなかったのですが、死ぬ2時間前まで一人でトイレに立っていたくらいだったし、本当に急変でした。来月の今頃は厳しいかも?とは思っていましたが。よもや、1ヶ月早まるとは。

人が死ぬと、そこからはもう、時間との戦い。怒涛の手続き、連絡ラッシュ。葬儀屋・お寺・親戚・近所・会社関係…。看病疲れと寝不足で母は頼りになんないし、私は一人っ子だから兄弟がいないし、親戚も頼りないし(うちの家が本家だから分家は口出せないのはあるけど)インターネットで調べたくとも、実家にパソコンはないし。頭はパニックです。塔婆の数、どうすんの?戒名、どうすんの?初七日法要は?オカン!しっかりしてくれ!

葬式を出すには死亡診断書を市役所に提出するわけですが、そうなると、故人の財産の移動が出来なくなります。なので、通夜の前に通帳のお金を引き出したり、名義切り替えをするんですが、これまた、私の仕事なわけで…。そこへもって親戚の調整やら、料理の手配やらがあり。ほら!死んだら葬式まではろうそくと線香の火は絶やせないでしょ。あの番も私がすることになって…。

親戚の焼香順や、親戚連中からの供え物も、葬式を出す家が決めて手配するのが、ウチの習わし。後で親戚に請求書を送るんです。その品物を父母の実家の微妙な関係を考慮して決めなくてはいけません。各種の立場的には母方の実家の方が上とはいえ、父の葬式であるから、そっちをたてるのが原則。とはいえ、母方のうるさい大叔父はそれなりに位置付けて…みたいな。そうやって、生花や果物、お菓子、乾物のお供え物を決めるのです。

オトン、悪いけど、泣くとか泣かないの前に、わたしゃ、疲れたよ。通夜も葬式も眠かったよ。

さらに、嵐コンを諦めた痛手も相当大きくて、昨日の夜、山田太郎を見たら、ぐわーっと気持ちが込み上げてしまいました。

仕方ないことなんだけど、「仕方ない」ということは、望んだり納得してやったわけじゃないから、「仕方ない」になるわけで、ものすごく、落ち込むわけです。

あまりに疲れ過ぎて、どうにも眠気が取れません。さて、お昼寝するとします。