ビジネス心理学

ビジネスで成功する交渉術、、、って感じの本があって、何気なく読んでるんだけど、面白い。タメになるってんじゃなくて、どうしようもなくアホらしくて、面白い。
こういうハウツー本が私は苦手なんで、普段はあまり読まないのですが、心理学っていう言葉と、ドッペルゲンガーの事に触れてあって、興味が沸いたので購入してみました。

お風呂に持ち入って、半身浴がてら読みましたが、なんちゅーか。
「立派な社会人に見えるサイボーグを作るための心理学」って感じで、いかにも「あなたのためよ!」的なお話を書きながら、その実は社会の一員としてうまく企業向けにお勤めできるかって事をウダウダと書いてあった印象です。
こういうのを読んで「そうか!なるほどな!」って思う程度なら、その人、読まない方がいいよ。だって、よっぽど素直でおめでたい人ってことだから、影響されすぎちゃうよ。
このとおりに仕事していたら、いいように手玉に取られて企業奴隷だよ。

『短所を個性と読み替えて、いかにその個性を生かすかで自分の自信にしていこう!』というのが主旨でしたが、『短所を長所に変えて、いかに企業の都合の良い人間に見られる事ができるか。』っていう、あくまで企業主体の理論。

ある程度の秩序や責任感や義務が必要だけど、必要のないところを縛りつけるのは何だろう。
そういうことを思うっていうのが、子供なのかもしれない。
うまくやることも大事だけど、それが一番大事ではないと思う。
そういう、もっともなことを言いながら、言いくるめていくっていうのが、企業の論理やな。
ヤダヤダ。