25でキャラ変えって

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マツモトくんの歌では、20歳の潤くんに向かって「今さらキャラ変えって・・・」と歌ってましたが、ある意味、翔たまは25歳にしてキャラ変えをしたわけで。
How'sであんなアンニュイな表情(つーか、最初見たとき大爆笑でしたが、今思えばかっこよさ満開であった)をしてた慶応ボーイが、よもや、メイド服を嬉々と着こなし「お帰りなさいませ、ご主人さま!」なーんて言おうとは。
何が彼に起こったのか。

あまりにもかわいくってかわいくって、自信満々にクルクルと回るシーンを切り出してケイタイに取り込もうと思っていますが、それを語る前に色々と思うことがあって、そっちを書こうかな。っと。

というのも、いろいと言われるんです。
「ねー、イノッチ結婚したけど、嵐はしないの〜〜〜」
って。

正直に言うと、聞いた当初は単純に「イノッチ、めでたい!」って思いましたよ。
だって、好きな人との結婚なんて、アイドルだって夢見て当然だし、それをキレイに形にできた、かなり貴重な例だったわけで。
(「Sめ!うまいことやりよって!」と思わずにいられなかった某・国民的アイドルの先輩よりかは、随分とよかったかと)
交際宣言もあり、できちゃった結婚でもないわけで、そりゃもっとも祝福されるべき例ですよ。
だから、単純に「めでたい!」って思ったんですが・・・。

世間一般は、そこから先があるようです。
(というか、ヲタとしては、そこから先は考えないようにしていたというか。)

イノッチが結婚したということは、ジャニーズでも結婚が許されるわけだから、次は誰がするんだろう?
ぶっちゃけ、順番さえ間違ってなかったら、案外、無難に結婚できるっていう前例ができたわけだから、これから次々と結婚していくジャニタレが増えるんだろうと思うわけですね。

そこで、私が嵐が好きっていうことを知ってる人は聞いてくるわけです。
「嵐って、誰か結婚しないの〜?」

ぶっちゃけ、そのコトバを聞くたび、頭から冷水をぶっ掛けられたような気分になりますわな。
そりゃ、いつまでも独身でいてほしいとは言いませんよ。
人並みの生活や幸せもあって当然だし。
でも、勝手ながらも、そういうプライベートを犠牲にする事もひっくるめて、彼らはアイドルなわけですよ。
まさに、ヲタから勝手に思いを込められてしまった「偶像」なんですよ。
「夢」とか「希望」なんていう、得体の知れない価値を背負うことでお金を生み出す、商品なわけです。
そして、その「夢」とか「希望」ってのを真っ向から打ち砕くのが「現実」ってわけです。
アイドルにお金を払って、つかの間の「現実逃避」をしたり「夢」を見たり「希望」を見出すものにとって、「結婚」なんていうのは、もっとも見たくない「現実」ですわな。
それをコンサートという、アイドルとファンとが作り上げる「夢の空間」で発表するということは、「夢の国」でフワフワと浮かれていたときに、いきなり「現実」を突きつけられ、地上に叩き落とされたわけですよ。
これを嵐でされたら、、、なんて考えると、それが5人のうちの誰であれ、泣き崩れてしまって、冷静に「おめでとう」とは言えるわけないと思ってしまうのです。
2公演中の1公演目で言われたら、次の公演には入れないかもしれない。
だって苦行ですよ。見たくない現実を突きつけられながら見るコンサートなんて。
メンバーが何を言っても、どんなに一生懸命やっても、その人の後ろには別の女性がべったり張り付いているのが透けて見えるわけですから。
「ファンのことを大事とか言うけど、一番大事なのは、彼女でしょ〜〜」
なーんて、思ってしまいかねない。
「ファン」っていう大くくりではありながらも、一番に愛してもらえていると信じていたはずが、急に「実はもっと大事な人ができたんです」って言われて、振られたようなもんではないかと。
別に自分のものになるだなんて思ってないけど、「みんなのもの」「公共物」って思っていた、もっとも愛しいものが、「だれか別の私物」だったって思い知ったというか。

今となってはイノッチの結婚を憂いなく祝えないですよ。
イノッチ単独なら、祝えるよ。めでたいよ。
でも、イノッチの取った行動が「ジャニーズの結婚緩和」につながるのだとすれば、それは喜んでいいのかどうか、、、
困惑。
ってのが正解でしょうか。
勝手な思いですけど、まぁ、そんなもんです。