ぬけがら

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言い方はひどいのですが、
「あー、プーシリーズだからな・・・」
と思って、本日、見に行ったわけです。

終わった後、泣いてしまっている自分がいました。
サトシ(兄Ver)は普段、お目にかかりずらいだけに、たまにがっつり対面すると、ものすごい勢いで魂を吸い取られ、抜け殻になってしまいます。
もう、疲れた。すんごい。
見つめすぎて、疲れた。

今回、何がすごいって、確かに殺陣なんですけど、ちょっと別のところに感動してました。
めちゃめちゃ動いているカラダのキレや、全身にほとばしる感情表現の気迫、、、ではなくって、最後の立ち姿を含め、なんというか、「爆発しそうな感情を押し殺しながらも、そこから垣間見せる表情」っていうのが、自分的にものすごいツボでした。
これまでのプーシリーズのように「笑う」「泣く」「困る」「走る」・・・っていうざっくりとした大味なものではなく、微妙な感情の表現が随所にあったのです。はっきりと切り分けられないあいまいな感情の部分や微妙なニュアンスの気持の表現があってこそ、観た者に感情がリアルに伝わるような気がするのですが、今回はその温度感というか、微妙な加減によって「凪」の心象をリアルに訴えてきたのです。
私、普段は双眼鏡をあまり使わないのですが、動きや表情の端々にあらわれる感情の一端を残さずに見たいがため、双眼鏡でサトシをずーっと追いかける始末。

だから、ものすごく疲れました。
こんなに「凝視」した舞台と言うのは、久しぶりな感じです。
話の筋や、ツッコミたいところはあるんだけど、それを上回って興奮が、、、それも「静かにじわっとくる重さのある興奮」を味わう事ができたんだから、瑣末な事は述べなくてもいいとさえ思います。

日曜日にもう1回見てきます。
詳しくはその後にでも・・・。

ちなみに、、、観終わった後、新人ちゃん歓迎会に行ってきました。舞台に出かける前に、新人ちゃんに「ねーさんは、キミより嵐をとるが、悪く思わないでくれ」と断わりを入れていたら、上司がふかぶかとため息をついてました。仕方ない。嵐>新人ちゃんだから。
でも、さすがに全く顔を出さないわけもいかないので、最後2時間くらい混ざってきましたよ。
ふぅ・・・。
舞台を見た後、行くもんじゃねー。
飲み会の席でウーロン茶をすすりながら、ほとんど話すこともできずに、「これ以上、今日の記憶を上書きしたくない!」と言わんがばかりで、自分の中にあるサトシの残像を反芻してました。
新人ちゃんに「いろんな人種がいるんだ。怖がらなくても大丈夫だ。ねーさん、これでも仕事するときはしてるんだよ。」と、横の同僚くんが必死にフォローしてくれてましたが、怖かったのか?そうなのか?

アルバムのサトシのソロがじんわりと染みる。
今、ものすごい勢いでリピート中。