言葉の強さ

「容疑者」
って言葉がこんなにもひどく厳しく響くっていうのは、それなりにショックを受けてるからなんだと思います。
だってさ、生活の中で彼らの存在ってごくごく当たり前のようにあったわけですよ。
ゆっても、日本が誇るスーパーアイドルですよ。
好きとか嫌いとか言う前に、当たり前の存在な人だったように思うのです。
なのに、それがほんの一夜ににして、変わっていったんだから。

原因とか理由とか、いろいろあるのかもしれないけれど、きっとそう遠くない未来、戻ってきてくれるんだろうと思います。
映画の記者会見だってやったところだし、2011年だってあるわけだしさ。

そして、これがもし、自担だったら・・・
って想像しようとすると、ものすごい勢いで頭が痛くなり、全身全霊で拒絶反応が出るくらいに耐えられなくって、私には到底ムリな話です。

アイドルという存在に対し、私たちは自分のお金や時間を注ぎます。
そうすることで対象に対して勝手に愛を注いでいるところがあります。
アイドルとはそういう「商売」だと思います。

自身の存在そのものが、「商売対象」。とはいえ、そのアイドルの「個性」とか「性格」というものも垣間見えるし、その部分ももちろんひっくるめて好きだし、「才能」という、惚れるに値するものは確かにあるんだけど、それは自分と面と向かってコミュニケーションを図って得たものではなく、何かのメディアを通じて見えてくるだけのことです。
アイドルたちの性格や現在の事情・状況、彼らが何か問題を抱えていたり、局面にぶち当たっていても、私たちには、分かる部分はわずかです。たとえ、それを感じ取ることが出来たとしても、どうしてあげる事も出来ません。テレビや雑誌というメディアを通じてでしか見れない人を愛するというのは、相手の深いところまではよく分からないままの状態で、一方的に愛していくことなんだろうね。
そして、何か問題が発生したら、その愛情は途端にシャットアウトされてしまう感じがします。
もともと、一方通行だった気持の行き場なのに、その存在がメディアの中にないと、一方通行すら成立しないのかもしれない。
いや、強い意志と気持ちがあれば、成立するのかもしれないけれど、それは本当に大変な事ではないかな。

ファンにとっては、精一杯愛を注ぐ対象者である人を「容疑者」という言葉で表すことに、ひどく悲しい気持ちになりました。

とにかく。悪い事は反省をし、早く戻ってきてくれる事を待つばかりです。