ブダペスト〜ウィーン〜プラハ、中欧8日間 その2

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■4/5 ハンガリー・ブダペスト
外は、雨。そんなに寒くはないものの、やっぱり観光するにはイマイチな天気。
朝早めに起きて、市内観光の前にオカンと街をぶらっとしてみました。

ヨーロッパの街らしい、石造りの建物が並んでいますが、これまで行ったことのある国に比べと、どこか古ぼけた感じ。
でも、それがなんかいい雰囲気だったりもします。

街の中のあちこちにはアーモンドの花が満開でした。
日本で桜みたいな感じで、アチコチに植わっていました。

観光はブダペストの街で一番大きな教会、聖イシュトバーン大聖堂.。ネオ・ルネッサンス様式の大聖堂で、1905年に完成だとか。

そんなに古くはないですね。
ヨーロッパだと、平気で14世紀とか16世紀の教会もありますから。
あまりにも大きすぎてうまく外観は撮れません・・・。

中には、聖イシュトバーンの右手のミイラがイコンとして納められています。
この日はイースターのミサがあったこともあり、教会内部はライトアップされ、お祈りをしている方もたくさんいらっしゃいました。

雨ということで、ブダペスト一の観光名所、鎖橋も車窓から・・・。

ライオンさんの口の中には舌がないとのこと。作り忘れたそうで、それを見たかったのに、残念。

橋の上からはこれから向かうブダ王宮が見えてます。

ブダ王宮の側にはマーチャーシュ教会があります。
ハンガリーの陶器、ジョルナイで作られた屋根がキレイですね。

漁夫の砦からの街の景色も雨のせいでかすんでしまってますね。

お昼御飯はドナウ川に浮かぶ船のレストランで。
ハンガリーと言えば、グヤーシュ!

そして、白身魚のクリームソースがけ。

めちゃくちゃウマイ!
ジャガイモが本当にホクホクでうまい。
中欧はジャガイモが主食になると言っても過言じゃない。そう、パンじゃないんだよ。
しかし、私はこのイモが本当に好きだ。
これくらいのイモなら、ペロリと食べてしまいます。

パーリンカっていう、アプリコット、ブドウ、洋梨、プラムなどの果実を使った香り豊かなお酒を使ったチョコレートボンボンや、リンゴのキャラメルチョコがけ、などなどお土産にいくつか買いました。
このとき、うっかり端数の計算を省略しちゃって、概算で計算してたんですが、それがのちの失敗につながることに・・・。

そして、午後からは自由行動。ヨーロッパ大陸一古いという地下鉄に乗って、英雄広場へ。

これ、世界遺産にも選ばれているそうで。
階段をトコトコと、10段ほど降りたら

こんな扉が出てきて、すぐにホーム。
改札もありません。
切符売り場も見当たりません。と、思いきやありました。
ホームのすみっこにある、ちっこい小屋みたいなのにオバチャンが座っておりまして、それが切符売り場のようでした。

自由行動でオカンと西洋美術館に行くことにしたのですが、そこで誤算が。
ガイドブックでは1500フォリント(約750円)となっていたチケットが、ちょっと前に値上がりしたとかで、1600フォリント(約800円)になっていたのです。
ちょっと、不安がよぎりました。
お財布を出して残金を確認するには、あまりにも人が多い場所だったので、これまでに使ったお金を必死で計算。

二人分として両替したのは5000円で、手数料をひかれて9620フォリント。
お土産に使ったのが大体5000フォリントで、地下鉄が片道320フォリント×二人分の往復で1280フォリント。
チケット2枚で3200フォリント。
合計、9480フォリント。
行ける行ける。

そう踏んで、チケットを購入し、ゆっくりと絵画やエジプト文明の埋葬品などを見て回りました。

そして、いざ帰ろうと地下鉄のチケット売り場まで来てお財布を出したら、
えっ、えぇぇぇっ???
手持ちが605フォリントしかない。
35フォリント(約17円)たりない〜〜〜!!!

思い出すこと、しばし。

あーっ!!!
水を買ったんだった!!!!
水2リットルを買って、部屋に置いておいたんだった!!!
しまった、きちんと把握して計算してたら、わかったのに・・・。

雨はどしゃぶり。
ホテルまでは歩くと40分ほどかかると聞いていたのですが、時差ぼけと朝からの歩きまわっていたために、そんな元気はありません。

後悔しても、仕方ありません。
誰か日本人の方を探して、お金をお借りし、日本円でお支払いさせてもらうべく、また西洋美術館に戻りました。

すると、そこに、うちのツアーの添乗員さんがたまたまいらしてました!
見に来たことがなかったので、空き時間に来てみたとのこと。
助かった〜〜!!!
添乗員さんに事情を話し、お金を借りてホテルに戻ってきました。

あわててホテルのフロントでお金を両替し、そのお金でホテルのカフェに入って暖かいコーヒーを飲み、一息ついた後、添乗員さんに買ったばかりのお菓子を添えてお金をお返ししました。

オカンにはその日、ずーっとブチブチ言われたのは言うまでもありません。。。
はい、もうお金の計算は事細かにきちんとやりますです・・・。

その日の夜はホテルでビーフシチューの晩御飯。
えーっと、お肉にちょっと臭みがあったので、正直ツライ感じ。
元々牛肉が得意ではないので、殆ど食べられず。
サラダとスープと甘すぎるくらいに甘いパンケーキをいただいて、空腹をしのぎました。
くそ〜〜、こんなことなら、さっきのカフェでケーキでも食べりゃよかった!!

その日の夜は歩き疲れた体を横たえた瞬間、眠りに落ちていました。

■4/6 ハンガリー・ブダペスト〜オーストリア・ウィーン
翌日は雨もすっかりあがっていました。まだ、曇っていたので少しひやっとするものの、次に向かうウィーンは晴天らしいとのこと。

ブダペストからウィーンは電車で約3時間。
ブダぺストの東駅は正面だけがお色直しされてきれいなものの、側面も中も、古い感じの駅でした。
それでも大きくて荘厳な感じがします。

国境を越えて走る列車は、オーストリアのものだそうで、なかなかカッコヨイお顔をしております。

ウィーンまで、時速80キロくらいでのんびり進んでいきます。
日本で言うところの、特急列車であって、決して新幹線ではありません。
ローカルなたたずまいの駅をいくつも通り、国境もなんの検査もなくするっと越えていきます。

ウィーンの駅は木の作りの明るい駅でした。

共産主義と資本主義の違いというか。。。
でも、ブダペストは食べ物もそこそこ良くって、古めかしいけど、きれいな街でした。
ドナウの真珠と呼ばれていたところだそうですが、そんな感じはしました。

お昼御飯は、ウィーン名物、ウィンナーシュニッツェル

うまい!
子牛のカツレツなのですが、うすーく伸ばしてパン粉をつけて、少量の油で揚げてあります。
お腹がすいていたこともあって、もぐもぐと食べきってしまいました。
デザートも、これまたウィーンの名物アプフェルシュトュルーデル(アップルパイ)でしたが、シナモンが入っていなかったので、美味しくいただきました。
シナモン、ニガテでして。

午後の観光は、シェーンブルン宮殿から

本当にいいお天気です。
ウィーンは2回目ですが、シェーンブルン宮殿は来たことがなかったので楽しみにしていました。
日本でも有名なエリザベート(愛称:シシィ)にゆかりの品々や、豪華絢爛の装飾など、ガイドさん付きで見て回ります。

中国からの磁器が壁に取り付けられた小さい突起の上に乗せて飾られてありました。
日本では到底考えられない不安定なディスプレイの仕方ですが、この辺りは地震がないので、それでも大丈夫なんだとか。

そして、ウィーンの中心部にあるシュテファン寺院へ。
光がたっぷりと差し込む明るい屋内でした。
装飾がきらきらと光り輝いていました。

外は、残念ながら工事中でしたが、気を利かせて、建物のイラストの幕で覆っています。

夕飯はブダペストの昼食でも食べた白身魚のクリームソースかけ。
でも、こちらはイマイチおいしくなく、さらにデザートも甘くて食べれたものではなく、残念。
夕食後にクラッシックのコンサートを見たのですが、1時間半ほどの間にモーツアルトとヨハンシュトラウスの有名な曲を短くアレンジし、コミカルなダンスをつけたり、バレエもオペラもちょっとずつ楽しむことができるようにしていました。
すごく楽しかったです。
ただし、隣でオカンはすっかり夢の中・・・。

部屋に入ってお腹はすくものの、眠くてたまらず風呂上がりにそのままベットに転がりこみました。
まだ、11時にもなっていないというのに。
日本では考えられませんが、旅行中はとにかく早寝、早起きです。