ブダペスト〜ウィーン〜プラハ、中欧8日間 その4

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■4/9 チェコ・プラハ
オバマ大統領のせいで、市内のあちこちは立ち入り禁止。
そのため、午前中観光し、そのままプラハ城で解散、その後自由行動となっていた予定が全て狂いました。
ホテルは10時半出発。
その後、カレル橋など主な観光名所を巡って、様子を見てプラハ城に。
プラハ城はきっとまだ立入禁止が解除になっていないだろうから、手前まで行った後、バスで旧市街に戻り、ホテルで解散となりました。
昼食が取れるのは14時以降となりそうなので、朝ごはんをゆっくり食べ、オカンと二人、ホテルの近所だけですが、散歩してみました。

市民会館や、火薬塔、教会など旧市街のメインはホテルから徒歩5分以内だったので、簡単に見て回ることができました。

プラハでぜひとも行きたかったのが、日本でもおなじみのボタニクス
梅田のブリーゼブリーゼにも入っていて、私はそこで1年前に買って以来、すっかりファンです。
2度洗いでメイクも洗顔もOK。という石鹸です。
石鹸ってだけなら、他にもいろいろあると思うのですが、ここの石鹸の特徴は香がメチャクチャ良いこと。合成ではないフルーツの香りやハーブの香りでアロマテラピー効果も高いのです。

日本の1/4の価格で買えるということで、ぜひとも買って帰りたかったのですが、そのお店もこのお散歩中に見つけることができました。

ホテルに戻り、ツアーのみなさまとプラハ観光に出発。
からくり時計やイースターの名残の出店をめぐり、カレル橋に。
そこからプラハ城がきれいに見えました。

橋を渡り、プラハ城のふもとにくると、なんと、入れない予定だったプラハ城の制限が解除されたとのこと。
せっかくの機会だからと、ツアー全員で向かうことにしたのですが、本来ならばバスで向かうはずだった高台の城に、階段を上ることになりまして。
みなさん、ぐったり。

到着したところでは、聖ヴィート教会がドドーンとそびえておりました。

そして、高台から見下ろすプラハの街はきれいでした。

百塔の街といわれるのがよくわかるほど、プラハの街の屋根はツンツンしています。

3時ごろ、クタクタになってホテルに戻って、添乗員さんとちょっとお話をしていたら、添乗員さんは夕飯に中華に行くとのこと。
それに便乗させてもらうことにして、お昼ご飯はホテルの部屋で残りの日本食を平らげることにしました。炊き込みご飯と佃煮、春雨スープとおせんぺいやクッキー。
食べたか食べてないか、わからないようなご飯でお腹を満たし、もう一度街中に戻りました。

まず、ボタニクスで買い物し、チェコのお土産として、ビーズのネックレスやピアスをいくつか買った後、ミュシャ美術館に行きました。
ただし、中は入らず、ここはお土産だけ。
だって、中に入らずとも、入口からメインの絵が見えてたんですもの。
それと、残金を考えてチケット代をけちりました。
今日は、夕飯もあるわけですから。

ホテルに戻ると添乗員さんを含め、8人で中華に行くことになりました。
日本で食べると、決しておいしいとは言えない味だったのですが、それでも慣れ親しんだ中華の味付けは、妙に嬉しかったです。
ビールをぐいっと飲み、小龍包や炒飯、麻婆豆腐、八宝菜をたっぷりと食べ、久しぶりにお腹一杯の夜となりました。
8時にはホテルに戻ってきましたが、そこからはひたすら荷詰め。
オカンも私もビールや陶器を買ったので、それを洋服でくるみ、せっせとスーツケースに詰め込みました。

早く帰ってきた割りには寝たのは12時前だったかなぁ。
次の日には帰ってしまうんだと思うと、なんだか名残りおしくて、いつまでも部屋からプラハの街を見ていました。

■4/10、11 チェコ・プラハ〜関西空港、帰宅
翌日はものすごく冷え込んだ朝でした。昨日までの暖かい日差しが嘘のようです。
帰る日でよかった。

プラハ空港からヘルシンキへ到着しましたが、行きと違って、帰りはヘルシンキで3時間を超える待ち時間がありました。
これが結構つらかったなぁ。
免税品店が多いエリアはEU内にあり、そこから出国手続きを取ると、免税品店は数店しかない。出国手続きが運悪くこんじゃうと、1時間以上かかるということ。
早めに出国手続きを取ってほしいということで、早々に済ませると、何にもない場所で2時間半以上の時間ができてしまったのです。
仕方がないから、数件しかない免税品店を見て回り、軽食をとったり、何回もトイレに行ったり。

ヘルシンキから関空は9時間ほど。
機内の時間が短いということは、つまり睡眠に当たる時間が少ししかないということ。
機内ですぐに夕飯を食べ、それが終わって一心地着いたらすでに日本時間の2時を回っていました。関空には朝8時には到着です。3時間程度の仮眠をとり、朝食を食べたらあっという間に関空でした。

関空から難波についたときに、御堂筋線が止まっているというアクシデントはありましたが、オカンを新大阪まで送り、家に帰ったら13時半でした。

4月10日があっという間に終わって行き、11日も気づいたら半日が過ぎていました。
1週間前の今日、ブダペストに向けて飛び立っていたけれど、11日にはマンションの自分の部屋にいる。
1週間という時間に現実味がないですが、日本に帰ってきたら、すっかり桜は散っていました。
そのとき「ここにいなかったんだなぁ」という、実感が湧いてきました。

こういう現実逃避っていいですね。
毎日、街のあちこちを歩いて、ご飯を食べて、写真を撮って、オカンとケンカして。
それだけの毎日。

かつてはこうやって長期の旅行にも出かけていましたが、ここんところ、めったに行くことができません。
でも、たまにやってみると楽しい。
また行きたいと思う。
また、オカンをどこかに連れて行ってあげたい。
心から、そう思う。
そう思えたからきっと、この旅行はすごくよかったんだろうな。