楽しみと悲しみは紙一重

日記として、11月後半の事を残しておきますが、読んで気持のよい話ではないと思います。

母とマカオに行ってきました。

11月の1回目の検査ではイマイチだった数値も、2回目に好転したこともあり、復帰に向けて少しはカラダを動かしておかないと、ダメだなぁ・・・と思っていたことと、母親も海外に行きたいと言っていたので、海外旅行に行くことにしました。
ハードスケジュールにならずに気楽に行けるところで、すぐに予約可能なところは、、、と検討を重ねた結果、2回目となる3泊4日のマカオ旅行行きを決めました。

ところが。出発当日の朝、母親が急な体調不良に。
急に血圧が上がったせいで不眠症と頭痛を引き起こしてしまったのです。なんとかマカオにはたどり着いたものの、1日目はホテルに直行で寝るだけ、2日目は午前中少しだけ街歩きをして、ほとんどをヴェネチアンリゾートマカオの巨大ホテルの中で過ごし、3日目は午前中に数か所の世界遺産を見て回っただけで、すぐにホテルに引き返す羽目に。
さすがにこれでは「なんのためにマカオに・・・」という感じなので、母をホテルで寝かせておいて、一人、マカオの街をウロウロとしました。それでもやはり、母一人をホテルに残していては気がかり。まったく英語も話せない母に何かあったら、対応できません。そのため、母から頼まれたお土産ものや食糧、飲み物を調達して、2時間ほどでホテルに戻りました。
4日目、日本に帰るころになって、ようやく体調が少し戻ってきました。
出発前に母と相談し、「帰国早々、実家までの長旅はしんどいだろう」と、関空そばのホテルを取っていましたが、これも裏目になりました。
ホテルのベッドが母も私も身体に合わず、疲れているのに全然寝れなかったのです。5日目の午後、心底クタクタになって、お互いの家に帰ったのでした。

旅行中、母は極度に食が細くなり、中華もポルトガル料理も点心も口にするのを嫌がるので、持って行ってた非常食でしのぐ程度となり、私はホテルのショッピングモールにあったファーストフード店でご飯を食べていました。
最終日になんとかポルトガル料理の名店に行ったものの、ほんの少し口を付けただけで、まったく食べない。食べやすいリゾットと、エビのカレー炒めの小さいサイズを選んだもののそれでも二人分にしては多めな量。四苦八苦しながら、私がなんとか食べたものの、2/3は残すことになりました。
とっても美味しいのに、もったいなさ過ぎて泣けてきました。

そういうもんなんだろうけど、実家に戻ると母はまったく心配ないくらいに元気になり、食欲も睡眠も普通に戻っています。
では、あの旅行のときはなんだったんだよ!って思ってしまうわけですね。

元々、母は「ヨーロッパに行きたい」というのが強くあり、アジア方面はイマイチ興味が薄いのです。それも、同じ場所に2回行きたいという気持ちが皆無で、毎回毎回変わったところに行くのが好きなのです。
ところが、今回は急だったために、ツアーの空きがあって値段が妥協できたのは4年前に行ったことのあるマカオしかなかったのです。正直その時点でモチベーションが低くなっていたわけです。
また、母と旅行に行くには2カ月以上前から準備をするのが常なのですが、今回はドタバタで決めたので、1週間しか猶予がありませんでした。
乗り気ではない旅行なのに、気が焦ってしまい、緊張して血圧が上がったようです。
つまり、「そんなに行きたくもない旅行だけど、決めてしまったからアレコレと準備しなくちゃいけないし、面倒だなぁ。それにせっかく行くなら、マカオじゃなくて別のところが良かった」と、思いながらやっているから、ストレスになったわけですね。
なら、最初から行かなきゃよかった!って話ですよ。

土壇場での予約のため、ホテルも部屋がなくてグレードアップした挙句、飛行機がビジネスしか取れずに思っていた以上に、高い旅行になったのです。
無職の身なのに、20万近くのお金を払って、何をしたのか?ってことで私も満足度が薄い旅と言わざる負えません。異国の地に行けたことと、その土地でしか味わえないものを食べて、景色を見て、空気をすえた事は楽しかったけれど、決して「満足した」旅行ではなかったのでした。

旅行は楽しんだもん勝ち。行きたくなくても行かなきゃいけないこともあるのは、出張などで経験しています。それでも、それを楽しまなきゃ、もったいないと思うのは、娘だからなのかもしれません。歳を重ねると、そういう風には思えないのかも。カラダはどんどん思うようにならないし、疲れるのも早い。気分が乗らないところに行くよりも、自分のやりたいことや気持を優先して納得のいくところに行きたい。そういう風になるのかもなぁ。
毎回、母と海外に行くのは楽しみにしていたことなのですが、今回の旅行で、難しさを感じました。母が満足いくような旅行は去年のヨーロッパだったのでしょうが、金銭や期間を考えると、そう何度も連れて行ってあげられるところではないのです。

母はまだまだそんな歳でもないのですが、なにせ、自分でやれることに限界を作るのが好きな人なので、無理は絶対したくないようです。その方が早く老けこむと思うのに、それは気にならないみたい。
その辺の気持のすれ違いに、私もすっかりと疲れてしまいました。

そして、土曜日は会社の後輩の結婚式でした。
本当に仲も良くって楽しくって大好きな後輩の結婚式なので、張り切って出かけました。
式も素晴らしく、お料理も美味しくて、何一つ憂うことのなかった良いお式だったのですが、会社の人としばらくぶりに合ったとたん、気持が沈んでいくのがわかりました。

正直、休みに入った直後は転職を考えたこともありました。
でも、体力が低下し、この休みのあいだに貯金を食いつぶした今、定職を失う事は非常にリスクが高いです。
また、この業界の厳しさは自分が一番知っています。
今、辞めても次があるとは限らないのです。それに今の会社は福利厚生に関しては、そんじゃそこらの大企業以上という利点もあって、辞めるのはためらわれるのです。
仕事の内容も悪くはないです。面白い仕事をさせてもらえてると思います。
なのに、自分があの会社にいることが、息苦しいのです。
少し離れたら解消されてると思っていましたが、そうではなかった事がわかりました。
人間関係のひずみがある以上、今の会社で働くことは息苦しさと抱き合わせでしょうね。

ストレスによる体調の変化は土曜日の夜の時点ではっきりと自覚症状として出てきました。
今朝、病院に行きましたが、子宮内膜症の再発です。
薬で治療を続けていたのですが、その薬が合わなかったのか、はたまた、ストレスが重なったことによってホルモンバランスが異常に崩れたのか分かりませんが、再発してしまいました。
現状では、予定通り仕事の復帰は可能で、投薬で治療を続けることになりそうですが、たかだか数時間の結婚式で会っただけで、ここまで影響されるとなると、ちょっとヤッカイだよなぁ・・・と少なからず復帰への不安を抱えているわけです。

でもね。オネイサンはお金を稼がなくてはならないんだよ!!!
つぎ込みたいものを見つけてしまったんだもの!!!
だから、何としても働かないといけないの!!!

というのは、次のエントリーで(笑)