年の瀬を迎えて嵐に思うこと

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今年はある意味「転機」となった年であり、それは自分の生活やスタイルや価値を見直すというか、、、根本的なものが「動いた」と感じた瞬間でもありました。
でも、それは大きな変化ではなく、小さなきっかけのようなもので、だからと言って私は何も変わらず、相変わらずジャニーズが好きで、毎日お仕事して、バカな話をネットで垂れ流しているだけです。
それだけのことだけど、それ以上ってないんだ、ということを知ることができたのが、大きいのです。

健康って大事だな。
とか、
仕事、やっぱり、したいなぁ。
とか、
自分の好きな事、モノって、大事だなぁ。
など。

その流れで、どうしても嵐について、色々と書きたいと思います。
嵐を好きになって以来、抱いたことのなかった感情が、私の中に少しあります。
それは、
「嵐、ちょっと楽しくないなぁ…」
って事です。
好きです。キライではないです。
なのに、少しだけ「負の要素」ってのが、今自分の中にあるのです。
それは、嵐の5人が悪いわけでもなく、自分が飽きたわけでもなく。

これまで、嵐に対しては「どこまでも応援していきたい。着いていくから!私たちがいるから!」的な位置づけでずっとファンをしていたわけで、それに対して彼らは期待以上のものを返してくれるという、幸せな関係性であったと思います。
でも、彼らは私たちの応援を受けて大きくなる時期を経て、自分たちが何かをサポートしていく側へと育っていきました。

たとえば、震災以降の活動であり、CMの契約本数であり、求められる番組であり、出版される本であり…。
それらは、彼らが「やりたい」と望んだからと言って出来るような仕事ではなく、嵐が嵐の持つ正しいグループの気質を突き進んだ結果、周囲から与えられたものであることを疑ってはいません。
自分の好きになったグループが、こんな名誉なお仕事をしてくれる事に対して、誇りを感じてもいます。
また、それをやってのける彼らが大好きでたまりません。

でも、先日のFNSを見て、VS嵐を見て、自分の中で感じた違和感があります。
はっきりとした「何か、違う!」っていうのを、このブログには記したいのです。

FNSについて、私は擁護するつもりも非難するつもりもありません。
嵐の歌唱力と不運なトラブルの結果、あの状態が作られてしまったわけで、たとえば嵐5人が絶対音感を持っていたら、ここまでの事にもならなかっただろうし、万全の状態で歌えたとしても、多少はマシであっただけで、あれだけ踊っていたら生歌には期待できるわけもなく。
2004年のMステのピカダブを覚えている人もいらっしゃると思いますが、あのときから嵐の生歌の力はさほど変わっていないと言ってもいいでしょう。
それは、成長が見られないと受け止められても仕方ないかと思います。
変わったのはトラブルにも負けず、とりあえず動揺せずにきちんとステージを務めた、その態度です。

FNSの一件は想像以上に自分にダメージを与えました。
それは、デビューして10年以上経つアイドルとして、嵐のもつ「ステージ力」をお茶の間に見せつけたいと思っていたからにほかなりません。
いつだって、嵐は自分の中で一番なのです。可愛いのです。多少歌が下手でもいいしダンスがそこまでうまくなくてもいいから、人を魅了する力という、彼らが一番持っている力をいかんなく発揮してほしかったのです。
その際、生歌をある程度「こなす」というのは最低条件だと思っていたのですが、それがここまで崩れると、もはや魅了する以前。テレビ放映自体の問題となりました。

トラブルは仕方ない。でも、ここまで実力もなかったの、嵐くん…

今の仕事っぷりでは、それを望んではいけないのかもしれません。大掛かりな仕事が目白押しの中で、歌に割く時間なんて、そうそうないのでしょう。

水曜日のFNSからようやく立ち直った翌日の木曜日。VS嵐がありました。
とっても良い放送でした。VS嵐の番組開始以来、初めてテレビを見ながら泣きました。
それは、あの子たちの持つ個人の温かさとか優しさとか、それが溢れる様子とか、それに励まされたであろう方々の表情とか、嵐が今求められている事をきちんとやり遂げた仕事だと思いました。

でも、冷静になった瞬間、ふっと寂しくなったのです。
私は、アイドルとしてキラキラ輝く…歌が下手でもダンスがイマイチでも、ステージでお芝居でバラエティーで地味ながらもキラキラしている彼らが好きだったのですが、今の彼らは「アイドル・嵐」というよりは日本を背負って立つ人々、日本そのものを応援するグループ、です。それは、もはや「アイドル・嵐」という自分の中のカテゴリから外れたところでした。

ジャニーズのアイドルとして、グングンと成長していくことに寂しくなったこともありますが、慣れました。ドーム公演も大量露出も、質の低くなったバラエティーも、それはアイドル・嵐の成長過程だと思って、見守ることができました。

でもね、アイドルの本質である「歌って踊る、ステージをきちんと成立させる」って事を疎かにしてまで、国民的アイドルとして国のために、国民のために行うことに私は「本末転倒」という言葉を使いたいのです。
VS嵐がダメって言ってるわけではなく。
そういうことをきちんとやるためにも、アイドルとして大事なことをないがしろにしてはいけない、ってことなのです。
バラエティーも大事だろうけど、実際に多くのファンと接する事が出来るのはコンサートや舞台などのステージなわけで、その力をなくしてテレビタレントになるのであれば、嵐は私の大好きな嵐ではないのです。
7年前のピカダブと迷宮ラブソングが、同じぐらいグダグダって、ダメじゃないか!
冷静に対応でき、最後まで笑顔で踊っていたって評判を見ても、そんなの褒め言葉に思わない。
もっと真摯に受け止めてもいいんじゃない?とすら思う。

嵐にはもう一度、アイドルとしての仕事の根本に立ちかえってもらいたい。
レギュラー番組が減っても、紅白の司会をしなくても、私は全然構わない。
それよりも、歌唱力が上がらない、ダンスが見劣りする、演技が下手になる。
そういうことは見ていられません。

今、自分の中ではSexy Zoneの健人くんやキスマイのがやさまが、それはそれは大好きです。
でも、はっきり言えるのは私の担当は二宮和也であり、嵐です。
離れるつもりもなければ、キライになるつもりもないのです。
だから、がっかりしたくないのです。

ヲタの勝手な妄想で失礼しますが、健人くんや風磨くんやがやさまに向かって「ほら、きみたちの先輩の嵐はすごいんだよ!10年後ここまで大きくならなくていいから、こんな風なグループになってね。いつまでもファンを大切にして、楽しませてね!」って言いたいのです。

だから、この時のこの気持ちをきちんと書き記しておきます。