まだ、ばいばいとは言いません。

ばいばい言うしかない映画だけど、ばいばい言いたくない。
未練じゃなくって、ばいばいと言ったら、寂しくなるから。
もうちょっと、映画館に通ってみようと思います。
それまで、ばいばいはオアズケです。
ネタバレの恐れがあるので、moreに書きます。


昨日、キャッツを見終わったとき、何も考えられなくなりました。
もう、続きを作れる言い訳がない。
だから、もう、決してこの先が作られる事がないというのを感じました。
つまりは、これ以上ないくらいの結末。
そんな風に思いました。
だから、寂しかった。
何もしたくなくって、出来ないくらいに、、、ご飯を食べに行く前にメイクを直さないとぐちゃぐちゃなのに、それすら忘れるくらいに、呆然としてました。

でも、1日たって、今日改めて見に行くと、昨日より若干落ち着いて見れました。
とはいえ、今日も泣いていたのですが。
昨日はあまりの不意打ちなエンディングに気持ちが追いつかず、「ひどい!ぶっさん、こんな風に去ってくの?」という感じで。
今日はもう、ばいばいを言わなきゃいけないタイミングを知ってるから、それが近づいていったときのキャッツの気持ちが伝わってきて。
アニの言葉がサイコーなんです。
バカだったアニも、ぶっさんの死後3年経ったら、22歳で止まっちゃったぶっさんより、ちょっと大人になってるんです。
だから、ぶっさんの言葉よりも大人目線の言葉が出てくるようになっちゃって。
そうか、もう、四捨五入したら30歳。
何かをやり直したり、始めようとすると、ラストチャンスに思える年齢かもな。
(本当はそうでもないんだろうけど。)

アニもそうだけど、一番成長しちゃうのが、やっぱりバンビ。
何かを積極的に推し進めていくタイプではなかったバンビが、皆を集めて野球場を作り、ゾンビやらオジーやらぶっさんを蘇らせてしまう。
あー、大きくなったね、バンビ。
ツンツンと尖っていた(見た目もキャラも)頃を越えて、まるくなったバンビの様子が、3年の月日を感じました。
22歳で止まってしまったぶっさんとは合わせる事のできない壁を知ったときに、「これが最後の楽しい遊びの時間」と、全てを知り尽くしてボールを投げる顔がメタメタ、かっこよかったです(アイライン濃い目だけど)。

後2回は見たいなぁ。
映画館でキャッツを愛する人と一緒に。
なので、今「キャッツ見ようよ!」と誘ってくれると、水曜日ならむりくり時間を作ります(レディースディだし!)。
誰か、行きません?