最後の10分

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風邪っぴきです。
この冬は風邪らし風邪をひかず、大量の花粉にもなんとか持ちこたえ(プラズマクラスターのおかげだと思う!)、快適に過ごしていたはずなのですが、寒の戻りがあった先日、半日のロケでの撮影のとき、すっかり身体が冷えてしまって、風邪をひいてしまいました。そこから、咳・鼻水・喉の腫れ、挙句に熱まで出して、すっかり病人です。
なのに、こういう時に限ってイロイロとやることはあるわけで、土曜日はちょいと仕事をやったり、GANTZを見に行ったり。
今日はちょっと調子が良くなったので、今月から始めたボディーヒーリングに行ったり。
で、今はというと、その週末の疲れがドっと出て、しんどい・・・。
ちょっと残念な感じ。

GANTZですが、2回目を観ました。
感想はネタバレのため、隠しておきます。

2回観たら、ようやく話の内容をきっちりと理解できました。
私がどうにも意味不明だった最後の10分ですが、一度観て、結末が分かった上でもう一度、その10分を見返すと、PERFCT ANSWERとは、なんぞや?っていうのが、つかめた気がします。

以下、私の勝手な解釈なのですが、、、

・GANTZが一体何なのか、星人とは何なのか、星人の目的は何なのか、、、は一切解き明かされない。つまり、それこそが、PERFECT ANSWERである。
元々、星人が何なのか?なんて考えても、その設定の正解はないわけで、正解がないものには答えを出さない。わからないものは、わからないまま。それが、答え。

・計ちゃんの最後の選択は、自分がGANTZの中に入り、全てを終わらせるということ。GANTZはGANTZの中の人の意思によってGANTZの戦いに巻き込まれた人を全て生き返らせることができる。だが、そのためには、「まんてん」を取り、電池切れ寸前のGANTZの中に誰かが代わりに入り、GANTZを継続させなくてはならない。GANTZは最後にそのことを計ちゃんに知らせた。だから、計ちゃんは加藤の制止を振り切って西星人を殺し、「まんてん」を取って、自分の命と引き換えに全てを終わらせることを決めた。

・まんてんの条件とは、人間に危害を及ぼす星人を全滅させることだと思う。「なぜ、無意味な戦いをするのか?」と、戦いを否定していた星人だったけど、結局は、加藤を殺そうとしていた。ってところから考えると、星人とは人間にとって、好ましくないモノだったとは、言えると思う。

・計ちゃんが中に入ってGANTZは再びマンションの部屋の中に存在するが、中に入った計ちゃん自身、GANTZが何なのか、わかっていない。つまり、GANTZの中の人物とはそういうものであり、GANTZとは何か?という答えは、すでに誰も知らない、誰もわからない、、、答えはないというのが、GANTZの答えである。

そんな感じなのでしょうか。

何にしても。計ちゃんが一人犠牲になって、この世の中の平和が保たれた・・・っていう終わり方なわけですな。
それって、全然、ハッピーエンドじゃない!
何かの雑誌で「日本人なら、最後の玄野の選択に何らかの感動があると思う」みたいなこと(うろ覚え)が書いてあったけど、誰かが一人犠牲になったところで、全然意味はないと思う。

ちょっとさ、それって今の日本の原発問題に重なるところもあるように思うんだよ。

とは言いながら、ちょっとスルメ的に、観れば見るほど面白いと感じるところもあったりして。
ってことで、前売りがまだ手元にあるし、また見に行こうと思います。