新緑の眩しさがきみと似ているから

MCについては、今回、割愛します。
実は、、、すでに相当部分を忘れていること、5公演分を書きだすとあまりに長くなりすぎること。
そして、この後に出てくる曲の方をメインにしたいからということで。

14.ピアノソロ(悪魔な恋 〜 Sexy Zone 〜 ツキノミチ)

色々と思う人も多い選曲になっていたようですね。私はその辺の事情にはトンと疎いので、述べる何かはありません。
私にとって、この時間は、曲云々よりも、「健人くんとピアノについて」が全てになっています。

まず、、、指鳴らしとして、どんな曲をやってくれるのか?
そこからして、楽しみで仕方ないのです。ごくごく軽くポロポロンと弾くときもあれば、長めに激しくやってくれる事もあって。

健人くんて、どこか「本番に弱い」印象があって、コメントを求められるとおかしな事を話すときもあるのですが、これがステージでの見せ場となると、まるで違います。即興での対応が非常に堂々とし、これこそが健人くんの持つ「ステージ力」であると、感じずにはいられないのです。

この人は、本当にキメる場所を見極めていて、外さない。
バラエティやMCなどの素がでるところは、ちょっぴりダメっこちゃんであり、そのどんくさいところが垣間見えるところに人間らしい可愛さがあるのですが、スポットライトの下に入ると、自分で自分を演出…まるで「自家発電」のごとく、元々持っている以上の輝きを増してくるのです。どこをどうすればより魅力が溢れるのか、その判断を外すことなく即時に行う事ができるのです。

つまり。ピアノの即興なんてお手のもんです。
美しい横顔、長い腕と長い脚。顔の傍に配置した薔薇付きマイクすら、麗しい。そして優雅に椅子に腰かけ、ピアノを奏でる。
狙い過ぎ、もっと言うと過剰に王子様チックな演出も全て受け入れ、自分のものとしてしまう。むしろ、もはや健人くん自身が王子様です。
歌い終わってピアノと一緒にステージから下がっていく、その最後の瞬間まで、王子様です。
自分の手が客席から見えなくなるであろう瞬間まで、手を振ったり、ピースしたり、ペンライトを振ったり。
自分を演出し続ける健人くんのそのプロ意識の高さに、視線を外すことができませんでした。

まだまだ無防備なところもあるんだけど、彼は常に「見られている意識」がある。
それが自分の務めである事を、痛いくらいに分かっていて、身に付いている。
ちょっと穿った見方になるとは思うのですが。
健人くんは「普通の生活」よりも、アイドルをすることを選んだところがある人だと思えるのです。
風磨くんが「普通である事に固執し、その普通を出す事でアイドルをやっていく人」とするならば、健人くんは「普通である事を捨ててでもアイドルを全うすることを選んだ人」だと思うのです

ここで、また違う話をぶっ込んで申し訳ないのですが、、、
風磨くんがそういった意味で翔くんをリスペクトするのは、とても理解ができます。
翔くんは「慶応大学に行ってる人間がたまたまアイドルをやっていた」と、語った事がある通り、生活の基本は「学校」があってのもの。
(2004年の卒業後、春から夏にかけての翔ちゃんに見受けられた喪失感たるや…)
そして今。その学歴を活かして、アイドルという枠とはまた別の「社会人」としてのステータスを確立することで、翔ちゃんは翔ちゃんの価値をアイドルの中に組み込んだ。30歳の男性として当たり前の常識、当たり前の知識、当たり前の礼儀作法、当たり前の価値観。そういうのをきちんと持った上で良識ある一人の男性として、報道に携わる。
「ニュースキャスターも出来るアイドル」というのは、翔ちゃんのポリシーと日々の勉強の成果である事は間違いありません。
そして、風磨くんが目指すところも「歌って踊って、バラエティに出たりドラマに出たり」と言う、よくありがちなアイドルの最高峰を目指すのではなく、「現実離れしない、地に足が着いた、年齢に相応しい価値観や教養、感覚を持った」アイドルになりたい人なんだと思うんです。もう一歩踏み込んで言うと「アイドルをやるために、キチンと普通の社会人としての感覚を残す」ことを大切に捉えているんだと思うんです。
「変に芸能人ぶりたくない。夢見がちでフワフワしただけのアイドルにはなりたくない。」というような。
そうなると目指すところは翔ちゃんなんでしょうね。

健人くんは「アイドルを究めるためには学問的にメディアによる情報の伝達や波及を知りたい」と言う風に、全ての彼の行動や努力や考えというのは、アイドルをするための武器であり、ステージで輝くための糧になるものと考えているんではないでしょうか。
大学進学も「普通の大学生活を送って、社会とのつながりを保つため」というよりは、アイドルをやるために決めたようにも感じます。

そのストイックさは誰に近しいんでしょうか?
私の知る中では、すぐに思い浮かびません。
芸事を極めるというなら、ヒガシ、滝沢くん、光一くんをはじめ、ジャニーズにはたくさんいらっしゃるけれど、そことはまた違う気もします。近しいところで行くならば、NEWSのシゲに近い感覚なのでしょうか。

とにかく。照れるところなくアイドルをするために、健人くんは様々な体験や経験を全てその糧にしていると思えるのです。

1stコン以来、そんな事を考えながらこのコーナーを見ているのですが、本当に、この健人くんの素晴らしさをどうにかして映像に残していただきたく、Blue-ray化を待ちわびております。
DVDじゃなくて、Blue-rayね!ここ、重要。

15.MOON
16.罠
1stコンでもおなじみの和の衣装。

MOONの演出はステージが大きいと映えますね。
扇を背景に胸元を大きく肌蹴た健人くんの立ち姿が大変美しくて、見惚れます。

ここでは、ウチの0番、勝利くんの見せ場満載。
1stではどこかぎこちなさもあったのですが、2回目の余裕なのでしょうか。ステージが広くなったにも関わらず、堂々とした風格がありました。曲の最後、ふまけんの元に勝利くんが合流し中央に立つのですが、二人を従える姿が堂に入ってました。

ふまけん二人からもらった剣を使用した剣舞を勝利くんが披露している間に、ふまけんは壇上に上がって次の曲のスタンバイ。

17.風をきって
1stにはなかったもので、今回のコンサートに加わった目玉はこの曲です。

壇上にセットされた「ハートのオブジェ」を持つのですが、前の曲で勝利くんが踊ってる間にふまけんが壇上に上がって来て、セッティングします。
健人くんがオブジェから伸びるオーガンジーを気にして、何度も肩にかけてはその布の広がり方や見栄えを確認しているのに対して、風磨くんは曲が始まる直前に、ヒョイと肩に乗せて終わり。
シンメの行動の対照的な違いが見れて面白かったです。

そこに聡マリ、最後に勝利くんがやってきたところで曲が始まります。

この曲は、コンサートが初見・初聞きだったのですが、パフォーマンスによって、曲の持つ世界観がより一層、際立って伝わった気がします。

スクリーンには雲を切り裂きながら、すごいスピードで進み行く映像、メンバーの顔には常に正面から強風が吹き付けられています。

逆風の中、おでこ全開にしながら歌う様子と、ハート型の盾(剣?)のオブジェを振りかざし、オーガンジーの布を持って舞い踊る様が、なんともいえない「ヒーロー感」を漂わせていました。

そう、彼らは間違いなくヒーローなのです。
舞台は世紀末なのか、海なのか、戦国時代なのか、それはわかりませんが、とにかく。混沌とした時代に現れた救世主。暗く閉ざされた闇を切り裂き、その裂け目から光を注ぎ、明るく照らす役目を担った、5人の若者なのです。

ステージの上段から、下段、花道やトロッコを使ってセンターステージへ…
バクステ方面の方から見ていると、曲が進むごとにメンバーがこちらに向かって来るわけですが、その進みゆく姿は「絶対的な強さを持つ」というものではなく、どこかまだ未完成な感じもあって、曲調の焦燥感と非常に合うのです。もどかしくて、なんともならない事に対する苛立ちとか、迷い。それを振り払うかのようにハートのオブジェを振りまわす”若さ”。
特に、2番ではふまけんがサビ前パートのフェイクを二人でハモリながら行うのですが、汗が飛び散り、首筋に血管を浮きだしながら、鬼気迫る顔で高音を絞り出す健人くんの様子に、この曲のソウルを感じるのです。

センターステージでの間奏のダンスは、一部、千手観音…とはいかないまでも縦1列のフォーメーションで時間差で踊ります。この子たち、こういうところでは「キチンとはめてくる」のです。
シンクロしているとは言い難いですが、それぞれがそれぞれに特徴のあるダンスをする割に、思いのほか合っているのです。
そういうところをみると「頼もしい」と感じますね。

間奏が終わり、大サビに入るところで私的には、一番の見どころがやってきます。
一拍の間があった後、♪風をきってきって、風をきって…と 曲は流れるのですが、その空白の一拍で顔をきりっと引き締めた健人くんが、大サビが始まると同時に、センターステージからバクステまでを疾走するのです。
体勢を低くして一気に駆け抜ける姿は、美しいとしか言いようがありません。
ただそれは、王子様的な花のような美しさでも、柔らかい美しさでもない。どことなく、散りゆく花びらのような、なんらかの強い覚悟を決めたような。滅びゆくかもしれない恐怖とそれに打ち勝とうとする強い意志をまとったかのような。凛とした美しさを纏っているのです。

本来なら0番を背負う勝利くんがその役目なのかもしれません。
でも、絶対的センターを守るため、自ら切り込み隊長として敵陣に乗り込んで行くかのような、そんな役割を担ったかのようにも思えたのです。
また。そういう演出にはまる人なんです。

センターステージからバクステまでの数十メートルを走り抜ける、このわずか数秒の出来ごとに壮大なドラマを感じます。

※TVぴあのTwitterからの引用をしておきます。
Tvぴあ(1)
TVぴあ(2)
TVぴあ(3)
健人くんがこのシーンが好きだと知って、本当にうれしい。

これを見て確信しました。
セクゾンちゃん。ドームでも国立でも、何せ広い会場でやりたいというなら、私もそれが見たい。
嵐のときはあんなに会場が大きくなる事を寂しく感じていたのに、それが嘘のようにセクゾンちゃんには感じていません。
「近くで見てナンボ」というだけではない、彼らにはエンターテイナーとしての力量を感じるから。
でも、会場が広くなったときは、できれば、メーヴェを操るように、アリーナを縦横無尽に疾走するような演出が見たいです。
彼らにはスピード感が似合う。まだ小さい聡マリは体重のこともあるけれど、もう少し大きくなったら、5人が高速トロッコで会場を駆け抜ける姿が見たいです。
自力で走れる距離ならダッシュでも構わないんだけど、ドームや国立など、ある程度の距離が賄えるアリーナを、まさしく風をきって疾走するシーンが見たいのです。

嵐で、潤くんや相葉ちゃんが高速トロッコで駆け抜けたときの、あの高揚感をセクゾンちゃんで見ると楽しいだろうなぁ、、、という嵐担の夢です。

18.ジャニーズJr.メドレー(ボクの背中には羽根がある 〜 Misty 〜 希望〜Yell〜LOVE together 2002)

Mistyが入る喜び。堂島くんの曲ということもあり、私が非常に思い入れのあるMistyをKinKiからJr.に引き継がれ、こうやってコンサートで聴けるという歴史を一人噛みしめていました。

このコーナーはやはり、1stコンの方がまとまりがあってよかったですね。
個人的に聞けて嬉しい曲もあったけれど、選曲にテーマ性も曲の親和性ないままのメドレーになってしまったので、継ぎ接ぎ感だけが残りました。

前回の高揚感みなぎる、Jr.のフレッシュさアピールのメドレーの方が上手くはまっていた感じがしました。

19.GAME(前回同様、黒と黄色のスーツ)
曲前の茶番劇がふうまくんのギャグによって、本当に茶番でしかなくなったのが、残念。面白ければいいんだけど、面白くないんだったら普通にやりなよ…とちょっと思ってしまいました。

健人:「今日こそはアイツと決着をつけたい、俺のシンメでもあり永遠のライバルであるアイツと、出てこいよ!風磨」

風磨:「今日こそはアイツにケチャップをつけたい。オムライスだ。いやスクランブルエッグか。」

健人:「オマエの下手なネタにはつきあってらんねーんだよ。トランプで勝負しようぜ」
って事なのですが。
まぁ、面白くないわな。

そしてこの曲の見せ場はトランプを持って踊るところなはずなのですが、ふまけんがことごとくトランプを持たないで出てきてしまうというミスをするのです。
風磨くんが持ち忘れたとき、健人くんとトランプ同士を合わせる振り付けで、風磨くんの手をトランプで隠すようにカバーし、健人くんが忘れたときは、健人くんがメインボーカルでライトが当たってるうちに、自分のカードをそっと投げて健人くんに合わせてました。
こういうお互いのミスをカバーしあえるのも、シンメゆえ。
こういうの、本当に見ていてほほえましく、嬉しくあります。

ふまけん、聡マリと、セクゾンにはシンメが二組あるのですが、勝利くんはセンターゆえにシンメに当たる人がいないというのも、少し寂しいですね。
映し鏡ではないですが、互いの事を見ながら自分が磨けるというのがシンメの利点でもあるので、絶対的センターは孤独だなぁと、少し感じました。

この曲、大きくなった聡マリが歌うってのもいいよね。
そして、その頃になると、もしかすると、しょりそうでシンメが出来上がっているかもしれないね。
身長的にマリがぐんぐん伸びて、ふうマリとしょりそうがシンメで、一番小さい健人くんが真ん中…とか?
聡くんがどこまで大きくなるかなぁ…。175くらいあるといいね。

20.ルート17
21.ミッドナイトシャッフル
風磨くんのギターが再び。

ミッドナイトシャッフルって、エビ兄さんでも使われてけれど、そんなに定番の曲なのかしら。カウコンでも絶対に入れてくるよね?

22.High!High!People
23.I see the light 〜僕たちのステージ〜

花道を煽りながらの、2度目のハイハイ。勝利くんがカラダいっぱいに「ハイ!ハイ!」とやってくれるのが、かわいくて好きです。

I see…。最後の大阪オーラスは泣けてきました。
1stのときは、次のこのアリーナがあるという気持ちがいっぱいでしたが、今回は次の予定がないまま。
いつ、会えるかわからない不安とか、寂しさがぐわっと押し寄せてくるのです。

今見ないと後悔する。この時期のこの子たちは一生のうち、今しかない。
夏なのか、秋なのか。それはわからないですが出来る限り、今年は見続けていきたい、そのために、色々と頑張りたい。

彼らの決意表明の曲ではありますが、私にとってもそんな気持にさせてくれる曲です。

【アンコール】
24.Lady ダイヤモンド

25.With You
最後、ゴンドラに乗って退場した、その位置でそのまま待っていた…んでしょうね(笑)時間をおかず、すぐにアンコールとなり、そのままゴンドラで降りてきました。

【ダブルアンコール】
26.Sexy Zone
27.勇気100%
(横浜30日、大阪2部トリプルアンコールとして)
(各メンバーカラーで健人くん緑、マリが黄色バージョンのパッチワーク的な衣装)

登場までに少々時間をとって、メンバーも着替えてきました。

アンコールのこの時間になると、突如としてやってくる「ふまけんラブタイム」。
いきなりカメラに向かって二人で駆け寄ってきたかと思うと、ぎゅーっと近づいてみたり。

このへんのシンメのあれこれについて。

シンメと言えば私はそもそもが、にのあいなんですが、それはお互いが「好き」という気持が前提にあるから、というのがあります。
隣にいて当たり前だし、相手が自分を嫌いになることなんてないしプライベートだって、結構一緒になるから、なんなら兄弟並みに忌憚なくずけずけ喋れる…。
仕事を離れたところでつながる関係があって、その上で仕事も成り立つ。
ただ、にのあい二人の仕事っていうのはロケ程度しか思い出せないんですが、そういう仕事ではなく、私はこの二人のダンスが本当に好きです。

にのも相葉ちゃんも誰かと合うダンスでは決してないのです。
手足が長くて、若干遅れがち、かつ、身体の使い方が大きな相葉ちゃんと、指や関節の動きが特徴的で身長の小ささを大きなダンスでカバーするにの。でも、二人で踊ると細かいところはともかく、大きな動きの部分でピタリと合うのです。
合わせると気持いいところを外さないってのがにのあいだと思うんです。

対して。ふまけんを考えると、この二人は「仕事ありき」なんだと思うのです。それは潤くんとサトシのように。またはにのと潤くんのように。
仕事を通じて二人で切磋琢磨しあうライバル。二人は仲間と言うよりは、この二人が互いに磨き合うことでグループが高まっていく。だから変に慣れ合わないし、絡まない。
そんなピリピリした空気感だってあるのに、なんでだか、ふとタカが外れたときに見せる二人の無邪気で他愛無い掛け合いに、こちらは心底「ほっこり」するのです。
それは「仕事の付き合い」「職業シンメ」と言われながらも、どこか同じ時間を共有したことで、他の誰とも分かち合えない二人だけの記憶が「友達以上」の仲間意識を作り上げてるんだと思うのです。

二人の関係性って言うところを「神格化」するつもりはないんです。ただ、二人が仲いい事が、私はとっても嬉しくて楽しいことなのです。二人がぎゅっとくっついているところはほほえましくて可愛くて。それだけの事なんですが、それだけの事に固執してしまうほど、好きだっていうことですね。

こうして。セカンドのアリーナツアーも無事に終了しました。

さて、よくわからないシメになってしまいましたが、、、
横浜でも大阪でも、セクゾンがらみでお会いする、またはお会いしたいメンバーが固定になってきました。
とにかく、セクゾンちゃんの現場は居心地がいいです。
お友達になってくれた方々、ありがとうございます。
そして。ぜひ、今後ともよろしくお願いします!